【『妊娠高血圧症候群』について考える】

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妊娠高血圧症候群とは

今回は妊娠高血圧症候群に関してのお話で、妊娠したパートナーに起こるかもしれない病気をお勉強したいと思います。

また、家族や家庭を守るために知っておいた方が良いかと思う、僕のお勉強でもあります。

日本妊娠高血圧症学会(こんな学会もあったのですね)や日本産婦人科学会によれば、妊娠高血圧症の定義は以下です。

『妊娠高血圧症は妊娠20週から分娩後12週までに収縮期血圧が140㎜Hg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上となる場合』

なるほど、妊娠中だけではなく出産後の高血圧も含めて定義されているのですね。

分娩が妊娠40週0日とすると、合計32週もの期間に認めた高血圧症ってことになります。

約8ヶ月・・・長っ!!

妊娠高血圧症候群の原因

妊娠高血圧症学会および日本産婦人科学会のホームページによると、20人の妊婦さんがいれば1人の割合で起こるとのことです。

そして残念なことに、妊娠高血圧症の原因は不明予防方法も不明です。

これでは、どうしようもないってことになっちゃいますが、妊娠高血圧症候群になりやすいのは以下のような妊婦さんです。

  • 40歳以上の妊婦さん
  • もともと糖尿病があったり、血圧が高い妊婦さん
  • 腎臓の病気を持っている妊婦さん
  • 初めてのお産であったり、以前に妊娠高血圧症候群になった妊婦さん

そして、発症した場合の合併症には重篤なものもあります。

  • 妊婦さんの肝障害や腎障害
  • 妊婦さんの子癇(意識障害を伴うけいれん発作)や脳出血
  • 赤ちゃんの発育不全や機能不全(赤ちゃんの状態が悪い)

妊婦さんだけではなく、赤ちゃんの発育にも影響することから妊婦さんの心労は増してしまいますね。

ましてや、現在の有力な説としては”胎盤が原因”と考えられているとのことです。

だとすると、発症するしないにかかわらず、ただでさえ神経質となっている妊婦さんが妊娠高血圧症候群になったことで自己否定してしまう可能性もあり、心のサポートやケアが必要です。

とりあえず、妻君に「ありがとう」と感謝の言葉をかけたい今日この頃です。

『胎児のはなし』が面白い

 増崎英明・最相葉月著『胎児のはなし』には「赤ちゃんはなぜ、頭から生まれてくるのか」という疑問や、「妊娠初期の羊水は妊婦さんの血液である」とか「昔は座って産んでいた」など、面白い内容を会話形式で読みやすく書いてあります。

この本の内容で最も興味深かったのは以下です。

「父親のDNAは、赤ちゃんに受け継がれるだけではなく、妊婦さんにも入っている」

驚きです!!

赤ちゃんのDNAの半分は父親のものですが、このDNAが赤ちゃんを介して母親(パートナー)に入っていくのだそうです。

家族はまさに”DNAで結ばれた絆”を持っているのですね。

日に日に大きくなっていく妻君のお腹を見ても”妊娠の不思議”を感じていましたが、このような事も起こっているとは感慨深いものです。

パートナーの妊娠期間中に男性が出来ることは少ないものですが、”自分のDNAが赤ちゃんだけではなくパートナーにも循環している”と考えると、もっと世界は優しくなれそうです。

僕も、これから生まれてくる我が子とともに妻君も愛おしく思うのです。

でわ、また。

参考

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